細い犬・足の長い犬の名前は?小中大の犬種まとめ!

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細い犬、足の長い犬の犬種の名前は?小型犬、中型犬、大型犬の種類まとめ!

体が細い犬足の長い犬ってスタイル抜群なので優雅でかっこいいですよね。

今回は体が細い犬足の長い犬を、小型犬、中型犬、大型犬に分けて画像付きでご紹介します。

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「細い犬」「足の長い犬」の犬種の名前は?小型~大型犬までの種類まとめ!

「体が細い犬」「足の長い犬」はどんな犬種?

それはズバリ、サイトハウンド(視覚ハウンド)と呼ばれるグループの犬種です。

サイトハウンド(視覚ハウンド)とは?

サイトハウンドは、「足の速さ」と「鋭い視覚」を武器にして獲物を追う狩猟犬です。

FCI(国際畜犬連盟)やJKC(ジャパンケネルクラブ)が分類する10の犬種グループがあり、この中にサイトハンドという猟犬のグループ(種類)があります。

サイトハウンドは早く走って獲物を追い詰める猟犬なので、どの犬種も空気抵抗を減らすために体が細く足が長いのが特徴です。

そこでこのサイトハウンドの10の犬の種類についてご紹介します。

小型犬

イタリアン・グレーハウンド

 
 
 
 
 
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古代の王族に愛されたスレンダーな小型犬

[犬種] イタリアン・グレーハウンド
[別名] ピッコロ・レブリエリ
[分類] 小型犬
[体高] オス、メス:32~38cm
[体重] オス、メス:5kg以下
[原産] イタリア
[歴史] イタリアン・グレーハウンドは、古代エジプトのグレーハウンドを小型に改良した犬で、猟犬ではなく愛玩犬として飼われていました。古代ギリシャやローマ帝国、ヨーロッパの王侯貴族や上流階級に飼われていたとされ、特に15~16世紀のイタリアでは人気の犬種として愛されていました。
[外観] ほっそりとした華奢な身体と、長い四肢、流線形の体つきが特徴的です。グレーハウンドをそのまま小型化したような体形をしていますが、グレーハウンドよりもかなり小さくて痩せています。
[性格] 穏和で従順な性格をしています。飼い主や家族に対しては深い愛情を示しますが、繊細な一面があるためスキンシップの多すぎる濃密な関係は好みません。内気なところがあるので、初対面の人には警戒してそっけない態度をとることも。

中型犬

ウィペット

 
 
 
 
 
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中型犬最速!美しい流線形の犬

[犬種] ウィペット
[別名] なし
[分類] 中型犬
[体高] オス:47~51cm メス:44~47cm
[体重] オス:13kgほど メス:9kgほど
[原産] イギリス
[歴史] 18世紀後半、小型のグレーハウンドにマンチェスターテリア、ベドリントンテリア、ホワイトテリアなどの血を取り入れてウィペットは誕生しました。この犬が作り出された当初の目的は、犬にウサギを狩らせる競技に参加させることでした。中型犬では最も足が速く時速60㎞で走ることができるため、ドッグレースに使われたこともあります。
[外観] 正面から見た身体の幅が非常に薄く、全体的に細い体型をしています。横から見ると腰から尻、そして大腿部にかけて美しいアーチを描いており、グレーハウンドによく似た流線形のボディラインが特徴的です。すらりと伸びた長い足やほっそりとした体つきは一見ひ弱そうですが、発達した筋肉で引き締まっています。
[性格] ウサギ狩り競技に使われていたこともあるので荒々しい性格に思えますが、実はおとなしくて穏和な性格をしています。そのため、無駄吠えをしたり噛みついたりすることもまずありませんし、はしゃぐことよりもクッションなどに静かに横たえていることを好みます。人なつっこく、飼い主や家族に対しても従順で愛情豊かです。

大型犬

アイリッシュ・ウルフハウンド

 
 
 
 
 
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世界一背が高い犬

[犬種] アイリッシュ・ウルフハウンド
[別名] なし
[分類] 大型犬
[体高] オス:86cmほど メス:76cmほど
[体重] オス:55kgほど メス:48kgほど
[原産] アイルランド
[歴史] 中世から17世紀までオオカミやシカなどの猟犬として活躍していました。祖先犬はグレーハウンドとされています。
[外観] 全犬種の中で最も背(体高)が高い犬種で、体高が1mを超えるものもいます。全体的に細身ながらも、よく見るとたくましい体つきをしています。世界一大きなアイリッシュ・ウルフハウンドは体重80キロを超し、2本足で立つと身長が2メートルにもなります。
[性格] 大きな体とは対照的に穏やか・繊細で、飼い主に忠実です。

アザワク

 
 
 
 
 
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風のように早く走る誇り高き犬

[犬種] アザワク
[別名] トゥアレグ・スルーギなど
[分類] 大型犬
[体高] オス:64~74cm メス:60~70cm
[体重] オス:20~25kg メス:15~20kg
[原産] マリ共和国
[歴史] 起源はよく分かっていませんが、数千年前からサハラ遊牧民のトゥアレグ族に猟犬や番犬として飼われていました。最高時速64キロに達する走力を武器にして獲物を追い詰める狩りを得意としていました。(近年のドッグレースでは時速65キロを記録)
[外観] 頭や身体の幅が狭く脚も長いため、風の抵抗力を抑えながら早く走るのに適した体型といえます。全体的に細身の体型なので非常にスレンダーな印象を受けるでしょう。
[性格] 警戒心が強い上にプライドが高く、独立心も旺盛で自分の判断で行動することがあります。しかし飼い主や家族など心を許した人にはよくなつき深い愛情を示します。

アフガン・ハウンド

 
 
 
 
 
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細い体と長い四肢、美しい被毛をもつ容姿端麗な大型犬

[犬種] アフガン・ハウンド
[別名] ダズィ、バルーキ・ハウンド
[分類] 大型犬
[体高] オス:68~70cm メス:63~65cm
[体重] オス:27kgほど メス:23kgほど
[原産] アフガニスタン
[歴史] 最も古い歴史を誇る犬種のひとつです。長い脚から繰り出されるスピードを買われ、古くからガゼルやユキヒョウ、鹿を追い詰める猟犬として使われていました。
[外観] 全体的に細身の体型と、非常に長い足が印象的です。全身は美しいシルクのような長い被毛で覆われています。遠くを見据えるような表情からは高貴な雰囲気が漂います。
[性格] 警戒心が強く初対面の人には冷たい態度を示しますが、実は明るい性格をしていて特に飼い主に対してはとてもフレンドリーです。ただし独立心が強いため、しつけは簡単ではなく初心者向きではありません。

グレーハウンド

 
 
 
 
 
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全犬種最速の超俊足犬

[犬種] グレーハウンド
[別名] なし
[分類] 大型犬
[体高] オス:71~76cm メス:68~71cm
[体重] オス:29~31kg  メス:27~29kg
[原産] イギリス
[歴史] かつては古代エジプト王からの寵愛を受け、鹿狩りとして使われていました。全犬種最速の時速75キロに達する俊足とスタイルの良い美しい外見から、身分の高い者しか飼育することが許されませんでした。16世紀からはウサギを追うドッグレースで、その俊足を武器に目覚ましい活躍をしています。
[外観] 速く走るためだけに生まれたような体つきをしています。空気抵抗を受けにくい細い体型とすらりと長い足が特徴的です。一見スレンダーな身体は、たくましい筋肉で引き締まっています。
[性格] 穏やかな性格をしていて飼い主や家族には愛情深い犬です。ただ、気が強く内向的で頑固な一面もあります。

サルーキ

 
 
 
 
 
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世界最古の俊足犬

[犬種] サルーキ
[別名] アラビアン・ハウンド、ガゼル・ハウンド、ペルシアン・グレイハウンド
[分類] 大型犬
[体高] オス:58~72cm メス:オスよりやや小さい
[体重] オス:20~25kg  メス:14~20kg
[原産] 中東
[歴史] サルーキは世界最古の犬種です。紀元前4000年ごろに中東アジアのシュメール民族に飼われていたといわれ、砂漠地帯でガゼル猟犬として使われていました。時速70km以上で走るガゼルを追い詰める猟をしていたサルーキは、全犬種中最速とされるグレーハウンド(最高時速75km)に対して、サルーキはそれを上回る最高時速77kmの速さで走るという説もあります。
[外観] 幅が狭い細身の体型で、痩せたグレーハウンドのような体つきをしています。砂漠地帯の厳しい環境の中で生き抜いてきたため、非常に細い体型ながらも筋肉質でがっしりとしています。
[性格] 普段は素っ気ない態度をとりますが、仲間と認めた飼い主と家族には従順でよくなつきます。

スコティッシュ・ディアハウンド

 
 
 
 
 
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貴族に愛された気品漂う大型狩猟犬

[犬種] スコティッシュ・ディアハウンド
[別名] ディアハウンド
[分類] 大型犬
[体高] オス:76cm以上 メス:71cm以上
[体重] オス:38~47kg  メス:30~36kg
[原産] イギリス
[歴史] イギリスのスコットランド北部のハイランド地方に生息していた古代のウルフハウンドを改良させ、シカ猟犬として誕生しました。優雅で高貴な風貌から貴族以外は飼うことが許されていない時期もあったほどです。
[外観] 大柄な体型で、全身は硬いワイヤーヘアーに覆われています。剛毛に隠れて分かりづらいですがグレーハウンド型のスレンダーな体型です。全体的に細身ですが筋肉は発達しています。
[性格] 穏やかでもの静かな性格をしていますし、飼い主に忠実なのでしつけしやすい犬です。

スルーギ

 
 
 
 
 
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砂漠を駆けるスリムなハンター

[犬種] スルーギ
[別名] アラビアン・グレーハウンド、スローギー
[分類] 大型犬
[体高] オス:66~72cm メス:61~68cm
[体重] オス:20~27kgほど メス:20~27kgほど
[原産] モロッコ
[歴史] アラブの遊牧民族が北アフリカに移り住んだ際に連れこられたといわれています。現在ではその大半がモロッコに生息しています。ウサギ、ガゼル、ダチョウ、フェネックの猟犬として使われていました。
[外観] もともと細身の体型にくわえ脂肪が少ないためさらにスリムに見えます(肋骨が浮いているくらいが健康体といわれます)ただし、親せき犬種のサルーキよりは骨量が多く、ややがっちりとした体格をしています。被毛はサンディ(砂色)や黄褐色など砂漠の色に近いものが多く、砂漠でのカモフラージュ効果があります。
[性格] 神経質で警戒心が強いですが、心を許した飼い主や家族には深い愛情をもちます。

ボルゾイ

 
 
 
 
 
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ロシアの貴族に愛されたエレガントな大型犬

[犬種] ボルゾイ
[別名] ロシアン・ウルフハウンド
[分類] 大型犬
[体高] オス:74cm以上 メス:68cm以上
[体重] オス:45kgほど メス:40kgほど
[原産] ロシア
[歴史] 絶滅したラップスレッドドッグとラフコリーとの交配によって誕生し、帝政ロシア時代には皇帝や貴族に愛されていました。驚くほどの俊足を武器に、第一次大戦までロシアでオオカミ狩りのために使われていました。
[外観] 細長い頭部、スラリと伸びた長い四肢、空気抵抗を極限まで減らすかのように横幅の狭い細い体型をしています。シルクのように柔らかい被毛はゆるやかにウェーブまたはカールしています。
[性格] 優しくて温厚な性格をしているので、子供やお年寄りと仲良く暮らすことができます。ただし獣猟犬だったこともあり警戒心が強いので、不審者などには敏感に反応し気の荒い一面を見せることもあります。頑固な一面もあり、しつけは簡単ではないため初心者には不向きな犬です。

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