ゴールデンドゥードルは、ゴールデンレトリバーとプードルを掛け合わせて誕生しました。
ゴールデンレトリバーとプードルの良いとこ取りの犬種である「ゴールデンドゥードル」の魅力をお伝えしますので、ぜひご覧ください!
記事の後半では、ゴールデンドゥードルの可愛い動画もご紹介しています!
- ゴールデンドゥードルの画像で見た目をチェック!
- ゴールデンドゥードルの価格(値段)はいくら?
- ゴールデンドゥードルの子犬の購入方法
- ゴールデンドゥードルの性格や性質の特徴は?
- ゴールデンドゥードルの大きさ・体重(スタンダード、ミディアム、ミニチュア)
- ゴールデンドゥードルの平均寿命は?
- ゴールデンドゥードルの被毛のカラー(色)は?
- ゴールデンドゥードルの被毛の毛質は?
- ゴールデンドゥードルの抜け毛の量は?
- ゴールデンドゥードルのトリミング・カットの頻度は?
- ゴールデンドゥードルのトリミング・カットの料金は?
- ゴールデンドゥードルがかかりやすい病気
- ゴールデンドゥードルとは?
- ゴールデンドゥードルの名前の由来
- ゴールデンドゥードルは犬アレルギーが起こらない?
- ゴールデンドゥードル、オーストラリアン・ラブラドゥードルとの違い
- ゴールデンドゥードルの可愛い動画
ゴールデンドゥードルの画像で見た目をチェック!
ゴールデンリトリバー、プードル、ゴールデンドゥードルを画像で見比べてみましょう。
ゴールデンリトリバー
プードル
ゴールデンドゥードル
▼ プードル寄りでカールが強い毛質のゴールデンドゥードル
▼ ゴールデン寄りのゴールデンドゥードル
この画像のとおりゴールデンドゥードルは、ざっくり言うと「プードルのような巻き毛のゴールデン」といった感じですね。
ただ、ゴールデンドゥードルは犬種として確立しておらずどちらの親犬の特徴が出るかが不安定で個体差が大きいため、ゴールデン寄りの子もいたり、プードル寄りの子もいたりでその風貌は実にさまざまです。
ゴールデンドゥードルはその子の個性が出やすいのが魅力のひとつといえますね。
ゴールデンドゥードルの価格(値段)はいくら?
▶ 20万~30万円(ブリーダー価格の相場)
基本的にゴールデンドゥードルはペットショップで見かけることはまずないので、ブリーダーでの生体価格をご紹介します。
ブリーダーでの価格の相場は、20万~30万ほどです。
盲導犬や救助犬になることを目的にブリーディングされている個体は、値段がさらに上がる傾向があります。
参考までに、ブリーダーで販売しているゴールデンドゥードルの価格をいくつかご紹介します。
R24年04月04日 岡山県生まれ
アプリコット メス
子犬価格:27,000円(税込)出典:みんなのブリーダー
★ゴールデンドゥードル出産情報★
・誕生日:2019年5月1日
・性別:オス5頭(1頭予約済み、残り4頭の募集)
・毛色:クリーム
・子犬価格:23万円
・ワクチン代:5,000円
・空輸料金:旭川空港からの直行便1万円、経由便1.5万円から
・産地:北海道
・父親スタンダードプードル・クリーム、母親ゴールデンレトリバー
・令和元年初日に生まれました。出典:ドッグデポ
当犬舎のGoldendoodle Puppys達のお値段は
25万円前後です。
ゴールデンドゥードルの子犬の購入方法
ゴールデンドゥードルを購入するには、
- ペットショップから購入
- ブリーダーから購入
- 里親募集サイトの利用
- 海外ブリーダーからの個人輸入
の方法があります。
ただゴールデンドゥードルがペットショップにいることはほとんどありません(お店や地域によっては見かけることもあります)
ブリーダーや里親募集サイトで探すにしても、ゴールデンドゥードルは人気犬種で個体数も少ないため、ペットショップによくいるような犬種と比べて手に入れるのは簡単ではありません。
またブリーダーや里親募集サイトに掲載されても、早々に売約済みになってしまうこともよくあります。
海外ブリーダーからの個人輸入する手もありますが、外国語ができないと交渉も難しいですしトラブルにもつながります。
ですので、日本国内の信頼できるブリーダーをメインに探すのがおすすめです。
日頃からブリーダーと里親募集サイトをこまめにチェックしておくのと、ゴールデンドゥードルを取り扱っているブリーダーさんに子犬が産まれたときに連絡をもらえるようにお願いしておくといいかもしれません。
余裕があれば、お近くのペットショップで入荷予定があるのか聞いておくのもよいでしょう。
参考までに、ゴールデンドゥードルの取り扱いのある「ブリーダー」と「里親募集」のサイトをご紹介します。
ブリーダー
里親募集サイト
ゴールデンドゥードルの性格や性質の特徴は?
▶ 温和
▶ 忠実で素直なのでしつけしやすい
▶ 賢くて学ぶことが好き
▶ 他の犬や人(子供やお年寄りにも)に友好的で優しい
▶ 人が大好きなので、人の傍にいないと寂しがる
▶ 適度な運動が必要
ゴールデンドゥードルは、プードルの人なつっこさとゴールデンリトリバーの温和で社交的な性格を兼ね備えている犬種です。
また頭の良い犬種とされるゴールデンリトリバーやプードルの特徴を受け継いでいるため、賢くて学ぶことが大好きです。
くわえて忠実で素直なのでしつけやすく、他の犬や人に対しても優しくてフレンドリーな犬種とされています。
このような性格・性質を活かして、ゴールデンドゥードルは盲導犬、災害救助犬、介助犬などで活躍しています。
人間が大好きですし人間と強い信頼関係を築くことができるので、家庭犬としても優秀です。
特に中~大人数の家庭犬としてはうってつけで、小さな子供やお年寄りがいる家庭にもピッタリです。
ただしゴールデンドゥードルは人間が大好きなので、人が傍にいないと孤独を感じて強いストレスを感じてしまいます。
ですので、長時間留守番をさせてしまうような環境は避けるようにしてください。
ゴールデンドゥードルには適度な運動が必要なので、1日30分以上の運動が必要です。
運動不足でストレスがたまらないようにしてあげてください。
ゴールデンドゥードルの大きさ・体重(スタンダード、ミディアム、ミニチュア)
ゴールデンドゥードルには、3つのサイズがあります。
ほとんどのゴールデンドゥードルは、どちらかの親犬がスタンダードプードルなので、その大きさは基本的にスタンダードサイズになります。
- スタンダード
体高50~70センチ、体重20~30キロほど
ゴールデンリトリバーくらいの大きさにになることも珍しくありません。
- ミディアム
体高40~55センチ、体重13~20キロほど
ゴールデンリトリバーもプードルも、小さいサイズの個体を交配させている場合が多いです。
- ミニチュア
体高35~45センチ、体重7~13キロほど
親犬がミニチュアプードルまたはトイプードルの場合は、ミニチュアとされます。
※ 犬種として確立されていないため、上記3タイプの大きさはおおよその分類です。
ブリーダーによっては、ミニチュアの下にさらに小さい「プチ」というサイズが設けられることもあるそうです。
ゴールデンドゥードルの平均寿命は?
▶ 15歳ほど
ゴールデンドゥードルの平均寿命は15歳ほどです。
一般的に大型犬は短くなり、小型犬は長くなる傾向があります。
ゴールデンドゥードルのように異なる純血種同士を交配した場合、(※)雑種強勢という現象によって親犬(ゴールデンレトリバーとプードル)よりも体が丈夫で長生きするといわれています。
(※)雑種強勢とは?
異なる犬の種類の純血種同士の子供は、親よりも健康で長生きする現象のことです。
この現象が最も強く現れるのは第1世代目で、世代が進むにつれて雑種強勢の現象は失われていくといわれています。
ゴールデンドゥードルの被毛のカラー(色)は?
ゴールデンドゥードル毛色は、白・クリーム・ゴールド・アプリコット・ブロンド・チョコレート・黒・グレーなどさまざまです。
配色も単色、パーティーカラー、ファントムカラーと実に多様です。
ゴールデンドゥードルの被毛の毛質は?
ゴールデンドゥードルは2つの犬種の血が入っているので被毛の毛質も個体によっていろいろなタイプがあります。
- ストレート
ゴールデンリトリバーの特徴が強く出るとストレートになり、外見がほぼゴールデンレトリバーに近くになります。
- ウェービー
プードルのカールと、ゴールデンリトリバーのストレートの影響が同じくらい出ると緩やかな縮れ毛(ウェービー)となります。
- カーリー
プードルの特徴が強く出るとカーリー(強めの縮れ毛)になります。プードルと見間違うほどプードルに似ている個体もいます。
ゴールデンドゥードルの抜け毛の量は?
プードルの血が入っているので、多くのプードルとのミックス犬と同じようにゴールデンドゥードルの抜け毛はとても少ないです。(少なくとも純血のゴールデンレトリバーよりも毛は抜けない)
その中でも特に抜け毛が少ないのは、「ゴールデンレトリバー」と「プードル」を交配させて誕生した第一世代(F1)のゴールデンドゥードルに再び「プードル」を交配させて誕生した『バッククロス(戻し交配)によるゴールデンドゥードル(F1b)』で、このゴールデンドゥードル(F1b)は特に抜け毛が少ないため、アレルギー反応が中度~重度の方に推奨されています。
ゴールデンドゥードルのトリミング・カットの頻度は?
▶ トリミング・カットは2カ月に1回
▶ 定期的なブラッシングも必要
基本的にゴールデンドゥードルはプードルの抜け毛が少ない特徴を受け継いでいるので、何もしないと毛が伸び続けてしまうし毛玉にもなります。
そのため、プードルのカットの推奨頻度(1~2ヵ月に1回)ほどは必要はないものの、ゴールデンドゥードルの場合は2カ月に1回ほどの頻度が必要になります。(どちらの親犬の特徴が強く出ているかによっても変わってきます)
例えばゴールデンレトリバーの血が濃い(75%など)場合は、毛が抜けやすくなるので伸ばし放題でも問題ない子もいます。
また、毛玉などを防ぐためには日頃からのこまめなブラッシングも必要です。
例えば、被毛がプードル寄りの子であるほどブラッシングの頻度を多くしてあげるなど、その子の被毛の特徴に合わせたケアをしてあげることが大切です。
ゴールデンドゥードルのトリミング・カットの料金は?
▶ シャンプー:8,000円~14,000円
▶ トリミング・カット:12,000円~18,000円
ゴールデンドゥードルは犬種として確立しておらずどちらの親犬の特徴が出るかが不安定で個体差が大きいため、その子によって被毛の特徴が大きく異なります。
そのため、SHOPだけでなく個体によっても金額に差があるようです。
実際のトリミングサロンの料金表から金額を抜粋しますので、参考にしてください。
ゴールデンドゥードル
シャンプーコース:13,800円~ トリミングコース:18,000円~
出典: トリミングサロンマハロティーズ
ゴールデンドゥードル
シャンプーコース:8,300円~ トリミング:15,500円~
出典:セレクトショップhideka
ゴールデンドゥードル
シャンプーコース:9,000円~ カットコース:12,000~
出典:トリミングサロン ぶぶはうす
ゴールデンドゥードル
シャンプーコース:¥11,880〜 カットコース:¥17,280〜
出典:DOGPLEX
ゴールデンドゥードルがかかりやすい病気
ゴールデンドゥードルがかかりやすい主な病気は次のとおりです。
- 股関節形成不全(CHD)
大型犬に発症しやすい病気です。先天性でかかる以外には運動不足や栄養不足でかかることがあります。
- 進行性網膜萎縮症(PRA)
網膜の異常が原因です(目の病気)暗いところが見えづらくなるので、散歩や運動をしがらなくなったりします。
- フォンウィルブランド病(vWD)
止血機能がうまく働かなくなって、出血時に血が止まりにくくなる病気です。
- 膝蓋骨脱臼
- 肘関節形成不全
- 胃拡張・捻転
- 耳の病気や感染症(垂れ耳のため外耳炎などに要注意)
ゴールデンレトリバーとプードルに共通する病気になりやすい傾向がありますが、ゴールデンドゥードルは純血犬の親犬(ゴールデンレトリバーとプードル)よりも長生きするといわれています。
ゴールデンドゥードルとは?
ゴールデンドゥードルは、ゴールデンリトリバーとプードルを交配させることによって生まれました。
なお、ゴールデンドゥードルは「ミックス犬」ではなく、「二重純血犬種」という犬種です。
ゴールデンドゥードルは、1990年代から北米とオーストラリアのブリーダーによって交配が始まりました。
もともとは「毛が抜けにくく犬アレルギーの人にも優しい盲導犬」として誕生しました。
現在は、ゴールデンドゥードルとプードルの両方の良い点(性格、外見、抜け毛の少なさなど)を安定して出せるようになるために(犬種として認められるために)ブリーディングが重ねられている途中段階です。
そのためゴールデンドゥードルは、JKC(ジャパンケネルクラブ)含め各国のケネルクラブの団体では、正式な犬種として認定されておらず血統書は発行されていません。
なお、通常はゴールデンレトリーバーとスタンダードプードルが掛け合わされますが、小さめのサイズのときにはミニチュアプードルと交配されることもあります。
現在ではアレルギーの人も飼える犬ということで、盲導犬、災害救助犬、介助犬、聴導犬など様々な場面で活躍しています。
ゴールデンドゥードルの名前の由来
ちょっと言いづらくて覚えにくいゴールデンドゥードル(GoldenDoodle)という名前の由来をご紹介します。
ゴールデン(Golden)はゴールデンリトリバーから取った言葉で、ドゥードル(Doodle)は、プードル(poodle)を英語で書いたときの「p」を逆さまにして「d」にした「doodle」という言葉です。
そしてこの2つの言葉を繋げてゴールデンドゥードル(GoldenDoodle)という名前になったというわけです。
「doodle」には「いたずら書き」という意味があるので、ゴールデンドゥードルのイタズラ好きのあどけない表情や仕草にちなんで名づけられたそうですよ。
また、「ラブラドゥードル」の名前を参考にして名付けられたという説もあります。
ゴールデンドゥードルは犬アレルギーが起こらない?
ゴールデンドゥードルは、犬アレルギーを起こしにくい犬種といわれています。
これは、プードルの「毛が抜けにくく、毛に絡まったフケも空気中に舞いにくい」という特徴がゴールデンドゥードルに引き継がれるためです。
また同じゴールデンドゥードルでも交配の世代や仕方によって、アレルギー反応の起こしやすさに差があります。
例えば、「ゴールデンレトリバー」と「プードル」を交配させて誕生した第一世代(F1)はアレルギー反応が軽度の方に向いているとされ、第一世代のゴールデンドゥードル(F1)に再び「プードル」を交配させて誕生した「バッククロスによるゴールデンドゥードル(F1b)」はアレルギー反応が中度~重度の方に向いているとされています。
なお犬の世代を意味する記号(F)は、交配の世代や仕方によって違います。
このように交配の世代や仕方によってアレルギー反応のしやすさが変わってきますので、詳しくはブリーダーの方に確認してください。
ゴールデンドゥードル、オーストラリアン・ラブラドゥードルとの違い
ゴールデンドゥードルと間違われやすいオーストラリアン・ラブラドゥードルとの違いは次のとおりです。
- ゴールデンドゥードル
「ゴールデンレトリバー」と「プードル」の2犬種を掛け合わせた二重純血犬種。
- オーストラリアン・ラブラドゥードル
「ラブラドールレトリバー」と「プードル」をもとに、以下の4犬種を交配させたもの。(ラブラドゥードルは、二重純血犬種ではない)
・アイリッシュ・ウォーター・スパニエル
・カーリー・コーテッド・レトリーバー
・アメリカン・コッカー・スパニエル
・イングリッシュ・コッカー・スパニエル
ゴールデンドゥードルの可愛い動画
さいごに、ゴールデンドゥードルの可愛い動画をお楽しみください。
▼ ゴールデンドゥードルと人間の赤ちゃんが遊んでいる姿がとても愛らしいですよ
▼ まだ生後8週間のゴールデンドゥードルです
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