つけてはいけない犬の名前はコレだ!
「犬の名前の人気ランキング」や「おすすめ記事」はよく目にするけど、逆につけてはいけない犬の名前ってあるのかな?
犬に名前をつけるときに、「犬につけないほうが良い名前」が分かれば名付けの参考になりますよね。
そこで、つけてはいけない犬の名前を紹介しますのでぜひ参考にしてください。
犬が覚えやすい名前は2~4文字
犬の名前は、犬が覚えやすい2~4文字でつけるのが理想的です。(長くても5文字ほど)
あまりにも長すぎる名前をつけてしまうと、犬が自分の名前だと認識するのが難しくなります。
しつけの時も、犬が覚えやすく認識しやすいように、「スワレ」「フセ」「マテ」「コイ」「オスワリ」「イケナイ」など2~4文字の言葉(コマンド)を使うのが一般的です。
もし長い名前をつけるのなら、短縮した愛称(ニックネーム)を決めて、それを必ず家族で統一して犬が混乱しないようにしましょう(例:チェリーブロッサム ⇒ チェリー)
また、飼い主にとっても呼びやすいのは2~4文字(長くても5文字ほど)です。
長すぎる名前は、呼ぶのがだんだん面倒になって自然と短くなっていくものです。
犬の名前が「チェリーブロッサム」と「チェリー」だったら、チェリーの方が飼い主も呼びやすいですよね。
犬が聞き取りやすい名前の発音は?⇒「しつけ言葉」と同じ母音の名前は避ける
犬の聴覚は、母音(ぼいん)を聞き取ることは得意ですが、子音(しいん)の聞き取りはあまり得意ではないといわれています。
なので、お手やお座りなどのしつけ言葉(コマンド)と発音や母音に似た名前にしてしまうと、犬が混乱してしまう可能性があります。
犬への重要な命令言葉(コマンド)を母音にすると次のとおりです。
- 待て:ae
- 座れ:uae
- お座り:ouai
- 伏せ:ue
- おいで:oie
- いけない:ieai
- ダメ:ae
- 良し:oi
特に、「1.待て」「2.座れ」「3.お座り」「4.伏せ」「5.おいで」などのコマンドは、散歩のときに犬が興奮して車道に走りだしたり、老人や子供に飛びついたりするのを止めさせるために使います。
ですので、犬の事故や他人にケガをさせることを防ぐためにも、重要コマンドと同じ母音の組み合わせはなるべく避けたほうが良いでしょう。
ただ、犬も子音の違いを認識できる場合もあるという報告もあるので、これらの重要コマンドと酷似した名前にしなければ良いと思います。
本研究では基礎訓練を終了した成犬4頭に対し、3音素で構成される2種類のコマンド「オイデ」と「ハウス」の子音を変化させて提示し、その音声コマンドに対するイヌの反応を評価した。コマンド「オイデ」の子音変化に対する平均反応スコアは、無処理のコマンドと比較して有意に低下した。さらに、提示されたコマンドに対してイヌが反応を完了させるまでのタイムは、無処理のコマンドと比較して有意に遅かった。コマンド「ハウス」の反応スコアならびにタイムは「オイデ」と類似傾向を示した。これらのことから、コマンドによる差はあるものの、イヌは日本語の3音素のコマンドにおいても音声の微妙な変化を認識できることが示唆された。
多頭飼いするときは、似た発音の名前は避けよう
犬を2頭、3頭と多頭飼いするときは、犬が混乱しないようにそれぞれ違った発音の名前をつけてあげましょう。
もし「モモ」「ロコ」「トロ」
という名前だと、すべての母音が「O(オー)」になっているので、犬は聞き間違える可能性が高いです。
なので多頭飼いするときの犬の名前は、それぞれ違う母音の組み合わせにした方がよいでしょう。
日常的によく使う言葉を名前にするのはNG
これはちょっと考えれば分かりますが、普段よく使う言葉を犬の名前にしてしまうと、その言葉を聞いた犬は自分の名前を呼ばれたと思って混乱してしまします。
なので、日常的によく使う言葉やそれによく似た発音の言葉は避けましょう。
日常的によく使う言葉とは次のようなものがあります。
- 家族の名前と同じまたは似た名前
- ごはん
- おやつ
- コーヒー
- ラーメン
- 風呂
- 寝る
ありふれた犬の名前(人気の名前)は避ける
ありふれた犬の名前と同じ名前をつけると、例えばドッグランなど犬がたくさんいる場所に行った場合、他の犬の名前を自分の名前だと混同する恐れがあります。
例えば、愛犬と同じ名前の犬が近くにいる場合、他の犬が「戻れ」「ダメ」などの指示言葉(コマンド)で呼ばれた時に、愛犬がそれを自分のことだと誤解することがあるので(その逆もあり)、そのせいで愛犬を万が一の危険に遭わせてしまうかもしれません。
要は他の犬とかぶりにくい名前にすればよいので、人気の名前を避けるのがおすすめです。
アニコム損保では毎年犬の名前の人気ランキングを公表していますので、このランキングに無い名前を選ぶと良いですね。
オス・メスの区別がつきやすい名前をつける
犬の名前は、オス・メスかどうかがすぐに判断できる名前がオススメです。
なぜなら、名前を聞いただけでオス・メスの判断がつけば、
「あの犬はメスみたいだから、うちのオスは近づけないようにしよう」と相手の飼い主に気遣ってもらうことができますし、
逆に
「あの犬はオスみたいだから、うちのメスは近づけないようにしよう」と相手の飼い主に注意喚起してもらうこともできます。
これは、散歩の時など相手の飼い主に自分の犬のことを紹介できる場面ばかりとは限らず、ドッグランや公園などたくさんの犬がいる場所に行くこともあるためです。
例えば男の子なら「こたろう」、女の子「モモ」だと分かりやすいですよね。
人前で呼ばれて恥ずかしくない名前は避ける
犬を飼うと、散歩、ドッグラン、ドッグカフェ、公園、動物病院など色々な場所に行く機会が増えます。
そうなると、人前で犬の名前を呼ばないといけなかったり、逆に呼ばれたりする場面があります。
そんなとき、人前で聴かれると恥ずかしい名前(あまりにも奇をてらいすぎた名前)だとその度に飼い主が恥ずかしい思いをすることになります。
なので犬の名前を付けるときには、散歩で出会った人に犬の名前を伝えたり、ドッグランで犬の名前を呼んだり、動物病院で犬の名前を呼ばれたりする場面をイメージしてみて、恥ずかしくない名前を付けるようにしましょう。
例えば、動物病院で切羽詰まった状況では名前を恥ずかしがっている暇はありませんが、もしそんな場面でも犬の名前を少しでも恥ずかしく感じてしまうようなら、そんな名前はつけないことをおすすめします。
意外と盲点なのが苗字と名前との相性です。
動物病院では人間の名前と同じように「田中 ○○くん」「鈴木○○ちゃん」など、○○(あなたの苗字)+ △△(犬の名前)という形で呼ばれますし、診断結果表やお薬の袋にもそのように書かれることがほとんどです。
あなたが日本人であれば苗字は当然ながら日本名なので、それを踏まえて恥ずかしくない名前にしましょう。
成犬になった後を考えて名前を付ける
子犬の時に小さいからといって「チビ太」と名前をつけたとして、成犬になって想像以上に大きくなった場合は違和感が出ることがあります。
犬は子犬時代よりも、成犬になってからの時間の方が圧倒的に長いです。
身体が大きいのに「チビ太」というのも面白くて可愛いらしいですが、あなたがその違和感で将来後悔するかもしれないと思ったら、成犬の姿をイメージした名づけをすることをおすすめします。
毛の色にちなんだ名前をつけるときは注意
犬は成犬後に被毛の色が変わることはよくあります。
例えば、トイプードルは必ずと言っていいほど、「退色」といって成長するにつれて色が薄くなってきます。
ですので、子犬時代に真っ黒な毛色だからといって「クロ助」と名前をつけても成犬したときに薄いグレーになっていたら名前と合わないですよね。
その違和感もあなたが良ければそれでもいいですが、「将来後悔するかもしれない」と思ったら、成犬時の毛色をイメージした上で名前をつけることをおすすめします。
人の名前は避ける
人名によく使われるような名前は、なるべく犬につけないようにしましょう。
なぜかというと例えば、旦那さんの上司や、友達・知人の家族が愛犬の名前と同じだったりすると、気まずい雰囲気になる場合があるためです。
今現在、犬と同じ名前の人が身の回りに居なくても、将来的に犬と同じ名前の人とつながりが出てくるかもしれません。
外国語の名前をつけるときには注意する
最近では日本に外国の方が増えてきました。
響きが良いからといって、やみくもに外国語の名前を犬につけてしまうと外国人から白い目で見られてしまうかもしれません。
外国語の響きだけでなく、意味もきちんと調べた上で犬の名前をつけてあげると良いでしょう。
ネガティブな意味の名前、縁起の悪い名前はNGは避ける
これは筆者の持論ですが、犬に悪い意味(ネガティブ)の名前や縁起の悪い名前をつけるのは避けたほうが良いと思います。
悪い意味や縁起の悪いの言葉を口に出すと、いくら名前といっても口に出した飼い主の気持ちもその言葉の意味に同調して気持ちが暗くなったり不安になったりするのではないでしょうか?
犬は人間の気持ちを敏感に察知できるので、悪い言葉に影響された飼い主の気持ちを感じながら自分の名前を一生聞き続けることになるので、犬のメンタル面も心配です。
また、あなたの犬の名前を聞いて不快に思った人が、難癖をつけてくることも考えられます。
そういった不要なトラブルを避けるためにも、犬にネガティブな名前を付けるのはやめたほうが良いでしょう。
初めての子犬。
どう育てればいいの?どんなしつけ方をすればいい?何を買えばいいの?
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